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2019-06

少食の子、食べるのが遅い子

ろりぽっぷ 1099号 2019年6月21日

ろりぽっぷ1099号

 「ごはんを食べなくて、食事の時間がひと苦労です」「いつまでもグズグズ食べているので困ってしまいます」
 このような食事に関する悩みを、多くのお母さんから寄せられます。ある本によると、幼児期の半分ぐらいの親が「食べない」とか「食べるのが遅い」という問題を心配しているそうです。その背景には、子どもが健康で早く大きな体に育ってほしいという親の願望があるからでしょう。そのために、たくさん食べれば早く大きくなると思っているので、食べる量が少ないとか、食べないということが気になるのだと思います。
 何を基準に「食べる」「食べない」と言うかが問題です。子どもには身体的に大きく成長する時期があり、身長、体重、胸囲などを計測しますが、その成長曲線(カーブ)が正常な範囲内に入っていれば「食べない」ということはないと思います。このカーブがひとつの基準として、大きくなっているか、大きくなっていないかをみれば、健康か健康でないかがわかるわけです。健康であれば、少食でも心配する必要はありません。
 カーブがちっとも大きくなっていかないとか、下がっていくようなときは、病気ということも考えられるので専門医の診察が必要です。
 食事というのは楽しくなければ食が進みません。食事は人生の中で、とても大きな楽しみの一つです。けれども、教育に熱心な大人たちは、食事の時間に教育をしようという間違いをしがちです。食事のときにマナーや好き嫌いなどのしつけをしようとするのです。
 本来はどうしたら楽しく食事ができるかを第一に配慮するべきです。食事を楽しくする条件を満たしたうえで、できるだけたくさん、内容の豊富なものを食べるように考えればいいですね。食事の時間に事細かい注意や教育のために頭を使いすぎては食べる意欲もなくなるというものです。
 これは誰もが合意されることかどうかはわかりませんが、栄養障害を引き起こさない範囲でしたら、食事の好き嫌いは、子どもに自由にさせてあげたいと思っています。食事は、人間の最も楽しい営みのひとつだと思っていますから、食事を楽しくない時間にしてしまうのは、こんなにひどいことはないのではないかと思うのです。自分がされてみるとわかると思います。
 急がなくても大丈夫です。子育てに近道はありません。 ~佐々木正美の子育て百科より~

幼児期の嘘について

ろりぽっぷ 1098号 2019年6月14日

ろりぽっぷ1098号

 子育ての中で体験する悩みの一つに、子どものうそにどう対応したらいいのだろうかというものがあります。連絡帳や個人面談の場などでもしばしば質問を受けることがあります。
 
 基本的にうそは悪い事ですが、ここでは幼児期のうそについてポイントをしぼって考えてみましょう。子どものうそには、空想と現実をごっちゃにする悪気のないうそがあります。
 3歳の頃には、目の前に見えているものについてだけしか考えなかったのに、4歳頃になると目の前にあるものを通して全く違った世界をもつようになります。例えば、ほうきが馬であったり棒きれが魔法のステッキだったり、空想の世界が広がり、いつのまにか現実とこんがらがってしまう。こうしたい、あぁしたいという願望がいつのまにかあぁした、こうしたに変わってしまうことがあります。これは悪気のないうそですから、強く叱らず、そうかそうかと聞き流す程度に受け止めてあげればいいと思います。でも大人は、それはでたらめであることを知っているよとそれとなく感じさせておけばいいのではないでしょうか。保育の場でも「えっ本当?すごいね。そうなればいいね」等々…。

 さて、うそにはもう一つ隠すためのうそがあります。
 こどもの知恵がつけばつくほど善意のうそも含めてうそをつくものなのです。自主性・主体性が育ってくると同時に自尊心も育ってくるので、自分が傷つきたくない、自分を守りたいからうそをつく。うそが目立ってくるのだろうと思います。それは、成長や発達のあらわれでもあるととらえ、善いことは善い、悪いことは悪いと教え、厳しく叱りすぎない、問い詰めすぎないであげたいと思います。厳しすぎることが続くと、ちゃんと答えない方が叱られる率が少ないと学び、だんまりくせがついてくる事もあります。園でも本当のことを話してくれた時には、よく言えたねとその子の勇気も認めてあげるようにしています。

 一番大切なのは、子どもがうそをつかなくてもいいような雰囲気で育てていくこと、失敗したり、嫌だったことなどを自然に言える環境を用意してあげること、どちらも大人側の姿勢のあり方に関わってくるように思います。
 私たち大人だってうそをつかないで今まで生きてきましたという人はいないはず。誰もが持っている業のようなものです。子どものうそも「自尊心が育ってきたんだ。社会に出るための学習をしているんだ」とゆとりを持って接してあげられればいいと思うことは難しいでしょうか。  (園長)  ※佐々木正美「こどもへのまなざし」一部参考

かかわりが増えてきた分、トラブルも…

ろりぽっぷ 1097号 2019年6月7日

ろりぽっぷ1097号

 『娘が年中組の時、担任の先生から「娘が友だちを噛んでしまった」という事実を知らされたことがありました。恥ずかしながら、先生からお話をお聞きするまでは、まさか年中組になってまで娘が友だちを噛んでしまうことがあるとは思ってもみませんでした。ただただ申し訳ないという思いと、けれど衝動を抑えることのできない娘を一体どうしたら良いのか…という思いで胸が押しつぶされそうになったことを今でも覚えています。』

 これは、もう小学校になったお子さんの在園中の出来事についていただいたお手紙です。お母さんがショックを受けられた様子、いったいどうしたら、という思いが伝わってきますね。
 1学期も半ばになり、だいぶ緊張もほぐれ、友だちへの関心も芽生え、それに伴い、トラブルも多くなり、小さなケガも見られるようになってきました。ケガの様子によっては、ご家庭へ連絡させていただくこともあります。
 友だちとのトラブルでケガをしてしまった、またはさせてしまった時、ケンカの原因は何だったのか、結果的にケガをさせてしまったけれど、お互いのやりとりを聞いてみると、一方だけが悪いとは言えない場合もあります。でも、どんな理由があったとしても、お友だちにケガをさせてはいけない、その前にどうすれば良かったのだろうと考えてもらう時間もとっています。
 ともあれ、我が子がケガをして帰ってくれば驚かれるかと思います。ケガの理由は担任からできるだけお知らせするよう心掛けています。自分ひとりで転んだ、ぶつかった場合、保育者に伝えず降園してしまったという場合もあります。もし、保育者も気づかない身体の変化があった場合は、ただちに園までお問い合わせ下さい。また、お子さんにもケガをしたら、どんな小さな傷でも担任に伝えるよう、ご家庭でもご協力いただけると助かります。
 親御さんにとっては、集団生活の場ではやったり、やられたり、どちらの立場にもなりうるという心づもりが必要です。少しずつ耐性を身につけ、積み重ねていくことが親になるということでしょうか。いつか、お互い様という気持ちになれるといいですね。
                                                  (園長)

年長版 園外保育は命がけ ~春の遠足~

ろりぽっぷ 10964号 2019年5月31日

ろりぽっぷ10965号

「さぁ、今日(28(火))は小さい組さんの遠足。」と準備中に、突然テレビにテロップが流れました。川崎で小学校のバス待ちの列に、包丁を持った男が切りつけた情報です。身も凍るような状況に、これから遠足に送り出そうとしているろりぽっぷの親ごさんの心配はいかばかりかと、すぐに対策をとることにしました。
 まずは、安全をより確保するために、付き添いのスタッフを4人増員して16人にし(4、5歳も同様)、不審者が立ち入らないように見守りました。いきおい私たち大人の目は鋭くなり、緊張感が一層高まるのは致し方がないことです。
 日頃、子どもたちを外に連れ出すのは命がけと心して出かけていますが、今回の様な事件が起きると、その思いは一層重くのしかかってきます。世の中も子どもを守ろうと動き始めています。例えば、地域の交番からは、散歩に行く時は知らせてほしいとか、年長の八幡山では警察官がトイレ付近を見回ってくれたり、園周辺もパトカーが巡回している様子が見られます。
 園では、セコムと契約をしており、有事の際はすぐかけつけてくれる手はずになっています。本来ならば人を信じ、大人は信じるに価すると教えたいのに、そうできない社会になりつつあるのが、とても悲しくつらい事です。

 さて、気を取り直して、年長組の目的地八幡山は、春日部市八木崎駅北側の八幡神社の境内にある標高17mの小山です。どのくらいの傾斜か説明できないのが残念ですが、子どもたちにとっては挑戦しようという気持ちがかきたてられる、適度な危険箇所もあるスリル満点の山です。斜面を木の根っこにつかまりながらよじ登ったり降りたりする動作は、5歳児ならではの筋力やバランス感覚が必要です。

 この日の子どもたちの様子を見ていると、転び方にも上手い下手のあることがわかります。“危ない‼”と思うと腰を落とし、野球のスライディングのように斜面をすべり降り、転倒を回避できる子。かと思えば、思ってた以上に勢いがついて、運転手さんに抱き止めてもらう子もいました。
 傾斜の激しさに、尻込みをして降りられないと涙顔のお子さんもいましたが、まわりの友だちが、手を貸してくれたり、一緒に降りたりするなど、やさしい姿もたくさんみられました。
 1回登るごとに、園長から手の甲に〇印をつけてもらい、それを励みに、自分の年の数だけ登れたとか、22回登ったという頑張り屋さんもいました。

 以前、社務所で八幡山の由来を伺いました。なんでも、富士山の霊峰に似せて作ったということ。子どもの健やかな成長と、安全を祈願している山だということでした。道理で、これまでお山で遊ばせてもらっても、一度も怪我をしなかったわけです。子どもたちが守られていたからと納得しました。信仰心の薄い私ですが、この日は八幡様の大きな懐の中で遊ばせていただいたという安堵感で穏やかな気持ちになりました。                      (園長)

年中版 園外保育は命がけ ~春の遠足~

ろりぽっぷ 10964号 2019年5月31日

ろりぽっぷ10964号

「さぁ、今日(28(火))は小さい組さんの遠足。」と準備中に、突然テレビにテロップが流れました。川崎で小学校のバス待ちの列に、包丁を持った男が切りつけた情報です。身も凍るような状況に、これから遠足に送り出そうとしているろりぽっぷの親ごさんの心配はいかばかりかと、すぐに対策をとることにしました。
 まずは、安全をより確保するために、付き添いのスタッフを4人増員して16人にし(4、5歳も同様)、不審者が立ち入らないように見守りました。いきおい私たち大人の目は鋭くなり、緊張感が一層高まるのは致し方がないことです。
 日頃、子どもたちを外に連れ出すのは命がけと心して出かけていますが、今回の様な事件が起きると、その思いは一層重くのしかかってきます。世の中も子どもを守ろうと動き始めています。例えば、地域の交番からは、散歩に行く時は知らせてほしいとか、年長の八幡山では警察官がトイレ付近を見回ってくれたり、園周辺もパトカーが巡回している様子が見られます。
 園では、セコムと契約をしており、有事の際はすぐかけつけてくれる手はずになっています。本来ならば人を信じ、大人は信じるに価すると教えたいのに、そうできない社会になりつつあるのが、とても悲しくつらい事です。

 さて、気を取り直して、延期になった年中組の目的地は内牧公園の雑木林。程良くひんやりしていて遊ぶにはちょうど良い場所です。駐車場からクラスごとに林の中に向かい歩いていきました。
 荷物を置くといよいよフリータイム。「ねぇ、遊んでいい?」の子どもの声に、「いってらっしゃーい!」と保育者が言うと、一斉に走り出しました。林の中はよく整備されていて、時折、散歩の人々とすれ違ったりして、園の近くにこんな素敵な場所があるのかと感動しました。
 最初は子どもたちも何も遊具のない雑木林の中でとまどいをみせていましたが、木の切り株に腰かけたり、ピンクの可憐な花を集めたり、自分なりの遊び方を見つけ出していました。今回、最も喜んだのは、高さ数メートルの、小高い山でした。斜面を登ったり降りたり、てっぺんの平らなスペースで「ヤッホー!」と叫んだり、何度も登り降りを楽しんでいました。(年長の八幡山の前哨戦です)

 もうひとつのメインイベントは、ずっと朝から心待ちにしていたお弁当。年に数回しかないお母さんの手作りのお弁当は、遠足の醍醐味のひとつでもあります。みんなの腹時計は実に正確なもので、11時半には「お腹空いたー!!」と合唱(笑)。各クラス毎に支度をし、いただきますをしてお弁当を開けると、お母さんの愛情がつまったお弁当に子どもたちもにっこにこ。
 この時の笑顔は何とも言えず幸せそうで、私も嬉しくなります。そしてお腹がいっぱいになると、ろりぽっぷ恒例‘お菓子のとりかえっこ’のはじまり、はじまり。仲良しさんとお菓子のとりかえっこをして楽しみました。           (園長)

年少版 園外保育は命がけ~春の遠足~

ろりぽっぷ 10963号 2019年5月31日

ろりぽっぷ10963号

「さぁ、今日(28(火))は小さい組さんの遠足。」と準備中に、突然テレビにテロップが流れました。川崎で小学校のバス待ちの列に、包丁を持った男が切りつけた情報です。身も凍るような状況に、これから遠足に送り出そうとしているろりぽっぷの親ごさんの心配はいかばかりかと、すぐに対策をとることにしました。
 まずは、安全をより確保するために、付き添いのスタッフを4人増員して16人にし(4、5歳も同様)、不審者が立ち入らないように見守りました。いきおい私たち大人の目は鋭くなり、緊張感が一層高まるのは致し方がないことです。
 日頃、子どもたちを外に連れ出すのは命がけと心して出かけていますが、今回の様な事件が起きると、その思いは一層重くのしかかってきます。世の中も子どもを守ろうと動き始めています。例えば、地域の交番からは、散歩に行く時は知らせてほしいとか、年長の八幡山では警察官がトイレ付近を見回ってくれたり、園周辺もパトカーが巡回している様子が見られます。
 園では、セコムと契約をしており、有事の際はすぐかけつけてくれる手はずになっています。本来ならば人を信じ、大人は信じるに価すると教えたいのに、そうできない社会になりつつあるのが、とても悲しくつらい事です。

 さて、気を取り直して、ほど良くお天気に恵まれた28日、年少組さんははじめての遠足に行ってきました。目的地は内牧公園のはらっぱ。幼稚園からバスで10分くらいのところです。テーマパークや遊園地にお母さんと一緒に行く幼稚園も多いようですが、子ども達が自分の足で出掛けてくるのがろりぽっぷ流。お母さんから離れて初めての遠足に、子どもたちはもちろん、送り出すお母様方も期待と不安でドキドキだったことと思います。
 遠足のメインイベントは、やっぱりお弁当。着いて10分もしないうちに「おべんとうは?」と聞く子がいるほど、みんなは期待でいっぱいです。「おなかをう~んとすかせてからね。」となだめ…、いっぱい遊んだ子どもたちに「おべんとうにしよう!」と声をかけるのは、保育者にとっても嬉しい瞬間です。
 自分でリュックからシートを取り出し、広げてお弁当を出し、手をふいて…。やることはたくさんで大変ですが、お家での練習が功を奏したのか、はたまたお弁当への期待感が背中を押したのか、年少さんとは思えないほどスムーズに支度が出来ました。そして、準備が出来た子どもたちから「いただきます」のご挨拶。「せんせい、みてー!」の声が飛び交う中、楽しいお弁当タイムとなりました。
 その後のさらなるお楽しみは“おやつ”。ろりぽっぷ名物、おやつのとりかえっこデビューも果たしました。保育者が「とりかえっこしよう」と誘ってもキョトンとしている子、“とりかえっこ”が理解できずにもらう一方の子も…。年少ならではのほほえましい姿です。かと思うと、お友だち同士で上手にとりかえっこしている仲良しさんもいましたよ。
 盛りだくさんの一日でぐったり疲れて…、でも楽しい報告がたくさんあったことと思います。リュックの中がぐちゃぐちゃなのはご愛嬌、「自分でがんばったのね」と温かく受け止めてあげてくださいね。 (園長)

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